フィンエアー、長距離路線の旅客増 2016年にA321を2機リースで導入

フィンエアー、長距離路線の旅客増 2016年にA321を2機リースで導入

ニュース画像 1枚目:フィンエアー A321
© Finnair
フィンエアー A321

フィンエアーは2016年夏スケジュール期間、ヨーロッパ路線に投入するA321を2機、リースで導入すると発表しました。乗員を含むリースとしており、ウェット・リースを行なうと見られます。これにより、アジア、アメリカなどの長距離路線から、ヘルシンキでヨーロッパ各地へ乗り継ぎする需要の増加に、リース機材で対応します。

フィンエアーはフィーダー需要に対して、単通路機の大型化で対応する方針です。すでにヨーロッパ路線で使用するナローボディの機材構成は既に効率的に利用され、搭乗率が高いことから、長距離路線の需要増の対応に、ヨーロッパ路線の供給量の増加が必要となっています。

機材構成では、エンブラエルの保有機数を減らし、ATRも1機を退役させ、その供給をA321を2機リースにより対応します。この機材は、2016年5月から1年間の契約です。

また、単通路機で購入についても検討を始めているとし、リースの契約終了後の導入を検討している模様です。このパイロット、客室乗務員の募集も開始したと明らかにしています。

フィンエアーは同社の今後の主力機となるA350 XWBの初号機を受領し、2016年第2四半期の開始時となる2016年4月までに5機となる予定です。2016年末には7機、2017年末に11機、2023年末に23機と計画されており、この長距離路線の供給量の増加、特にアジア路線は2010年と比べ2020年には倍増する計画です。

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