アメリカ空軍、アップグレードしたAWACS E-3Gを実戦初投入

アメリカ空軍、アップグレードしたAWACS E-3Gを実戦初投入

ニュース画像 1枚目:最新型のAWACS E-3G
© U.S. Air Force
最新型のAWACS E-3G

アメリカ空軍は、2015年11月18日、E-3早期警戒管制(AWACS)機の最新アップグレード型E-3G(Block 40/45)を初めて実戦に投入するため、南西アジアの基地に展開させたと発表しました。

南西アジアに展開したのは、オクラホマ州ティンカー空軍基地(AFB)第522航空管制航空団(522ACW)の所属機で、同航空団が保有する27機のE-3のうち9機がE-3G仕様にアップグレードされています。

E-3Gは、これまでのE-3が1970年代のコンピューター技術で作られているのに対して、現代のハードウェアとソフトウェアに置き換えられ、通信能力やコンピューターの処理能力、脅威の追跡能力などが向上しています。522ACW司令のDavid Gaedeck大佐は「E-3の35年の歴史で最も重要なアップグレードであり、将来のアップグレードのベースになるもの」と話しています。

E-3Gは、2015年7月28日に初期作戦能力(IOC)を獲得し、これまでアメリカ本土防空作戦である「ノーブル・イーグル」に参加していましたが、実際の戦場に展開するのはこれが初めてです。

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