アメリカ国防安全保障協力局(DSCA)は、2015年11月19日、国務省が日本へRQ-4 Block 30(I)グローバルホーク遠隔操縦機と関連機器、部品、サポートなどを、対外有償軍事援助(FMS)で輸出することを承認したため、この輸出案を議会へ報告しました。
日本政府は、強化統合されたセンサー一式(EISS)付きのRQ-4 Block 30(I) 3機とKearfott慣性航法(INS)/GPSユニット8基、LN-251 INS/GPSユニット8基、作戦用センサー、試験機材、地上支援機材、通信機器、技術資料、部品、各種サポートなどを求めています。主な機材だけで6.890億ドル、合計で12億ドルと見積もられています。
RQ-4の売却により、日本の情報収集・監視・偵察(ISR)能力が向上し、地域の脅威を監視したり阻止することに役立ちます。また、航空自衛隊はRQ-4を運用する能力を持っています。地域の軍事バランスを変える可能性はなく、アメリカの軍備生産に影響もないとDSCAは評価しています。