ヴァージン・ギャラクティック、ランチャーワンの母船に747-400を使用

ヴァージン・ギャラクティック、ランチャーワンの母船に747-400を使用

ニュース画像 1枚目:ヴァージン・ギャラクティック塗装の747-400
© Virgin Galactic
ヴァージン・ギャラクティック塗装の747-400

ヴァージン・ギャラクティックは2015年12月3日、小型衛星を低価格で軌道上に運ぶ「LauncherOne(ランチャーワン)」プロジェクトで、新たな航空機として747-400を加えたと発表しました。

このランチャーワン・プロジェクトは、ヴァージン・ギャラクティックが開発を進めている宇宙へアクセスする母機「ホワイトナイト2」を利用する計画でしたが、これを747-400に変更したものです。使用する747は、ヴァージン・アトランティック航空で愛称「Cosmic Girl(コズミック・ガール)」として活躍した機材で、現在は機体記号(レジ)「N744VG」として登録されています。

ヴァージン・ギャラクティックは、ランチャーワンのペイロード、使用頻度からすると、ホワイトナイト2より747-400の方が適していると説明しています。また、ホワイトナイト2を利用したスペースシップ2の事故がこの変更に影響していることも想定されますが、747-400を利用する方が維持、費用面で優れているとも明らかにしています。

ランチャーワンの空中への輸送は、747-400が第5エンジンとして、スペアエンジンを輸送する際に使用する左主翼下に装着し、空中へ輸送します。「コズミック・ガール」の初期点検は完了しており、主翼改良の前に定期的な保守点検が行われます。

なお、ホワイトナイト2は、引き続きスペースシップ2の母船として開発が続けられ、宇宙旅行の実現を目指します。

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