「はやぶさ2」スイングバイを実施 小惑星へ向かう

「はやぶさ2」スイングバイを実施 小惑星へ向かう

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2015年12月3日の夕方から夜にかけて小惑星探査機「はやぶさ2」が、地球スイングバイを実施したと発表しました。

「はやぶさ2」は12月3日の19時08分に地球に最接近し、ハワイ諸島付近の太平洋上空約3,090kmを通過しました。スイングバイは地球の重力を利用して軌道変更を行うもので、これにより地球と同じような太陽を周回する軌道を離れて、小惑星1999 JU3「リュウグウ」に向かいます。

「はやぶさ2」は正常な状態にあることが確認されましたが、目標の軌道に入ったかの確認には1週間ほどかかるとのことです。

スイングバイが成功したとすると、「はやぶさ2」は2018年の6月から7月に「リュウグウ」に到達し、岩石などの標本を採取し、2020年に地球に帰還します。

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