強襲揚陸艦USSアメリカ、F-35B対応の熱拡散コーティングを施工

強襲揚陸艦USSアメリカ、F-35B対応の熱拡散コーティングを施工

ニュース画像 1枚目:USSワスプに着艦するF-35B
© Lockheed Martin Corporation
USSワスプに着艦するF-35B

アメリカ海軍の一番新しい強襲揚陸艦USSアメリカ(LHA-6)は、F-35BライトニングII運用のため、飛行甲板のランディング・エリアに熱拡散コーティングを施した西海岸で初めての艦になりました。アメリカ海軍公式サイトが、2015年12月8日に紹介しています。

F-35Bは従来のAV-8BハリアーIIより着艦時の排気温度が高いため、甲板下へ伝わる熱を削減し、メンテナンスの必要性を減らすためのコーティングが施工されています。これは大西洋上のUSSワスプ(LHD-1)で実施されたF-35Bの艦上運用試験からのフィードバックで、アメリカが改修工事を実施してから他の LHAやLHD、新造のUSSトリポリ(LHA-7)に取り入れます。

アメリカ級強襲揚陸艦は、揚陸艇用のウェルドックを廃して航空機運用に特化した揚陸艦で、F-35Bを搭載する最初の揚陸艦の一つとなるとみられています。アメリカは2016年初めまで、サンディエゴに係留され試験航海後の運用性向上(PSA)工事を実施しています。

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