ペンタゴン、B-52の中国人工島上空飛行は「航法ミス」と釈明

ペンタゴン、B-52の中国人工島上空飛行は「航法ミス」と釈明

ニュース画像 1枚目:アメリカ空軍のB-52H爆撃機
© U.S.Air Force
アメリカ空軍のB-52H爆撃機

2015年12月10日、アメリカ空軍のB-52 2機が、南シナ海南沙諸島に中国が造成した人工島上空を飛行しました。中国国防省は、地域の緊張を高める意図的な挑発行為だとアメリカを非難したところ、アメリカ国防総省(ペンタゴン)は12月19日「飛行コースを間違った」と釈明しました。

アメリカは人工島を中国の領土とは認めず、付近の海域や空域の「航行の自由」の権利を行使するため、10月に駆逐艦を接近させたり、たびたびB-52を飛行させたりして、緊張が高まっています。

ペンタゴンのマーク・ライト報道官は、「12月10日の飛行は航行の自由作戦ではなかった。特定の地点の12カイリ内への飛行はコースを間違ったため」と発言しました。また、ウォールストリート・ジャーナルの取材に対してペンタゴン高官は、悪天候のため航法を間違ったのかもしれないと話しています。

Fox Newsではペンタゴンの対応について、アメリカが台湾への武器売却を再開したところ中国が強く反発し、これ以上両国関係を悪化させたくなかったのではないかと分析しています。

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