アメリカ国防安全保障協力局(DSCA)は、2015年12月18日、国務省がオーストラリアへ、CH-47F 3機とエンジン、部品、サポートなどを、対外有償軍事援助(FMS)で輸出することを承認したため、この輸出案を議会へ報告しました。
オーストラリア政府は、CH-47Fチヌーク・ヘリコプター3機とT-55-GA-714Aタービン・エンジン6基、FBCB2/BFT通信システム、ミサイル警戒装置、GPS/INS航法システム、赤外線妨害装置などと各種部品、訓練、サポートなどの輸出をアメリカ政府に求めています。機体とエンジンが1.05億ドル、その他を合わせて1.8億ドルと見積もられています。
CH-47FはCH-47Dの更新用で、オーストラリア軍の空輸能力が向上することはアメリカの太平洋地域政策と合致し、地域の軍事バランスを変化させることもないとDSCAは評価しています。