ANA、A380導入決定 2018年に3機 スカイマーク向け製造分か

ANA、A380導入決定 2018年に3機 スカイマーク向け製造分か

ニュース画像 1枚目:スカイマーク向けに製造されたA380、ANAに導入へ
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スカイマーク向けに製造されたA380、ANAに導入へ

全日空(ANA)がエアバスにA380を発注、2018年度に導入すると、2016年1月1日付の日本経済新聞が伝えました。記事で契約は3機としており、ハワイ路線に投入するとの見通しを伝えています。

ANAホールディングスがスカイマークの支援を行う中、エアバスとの交渉でA380を購入する契約を行うとみられていました。スカイマーク向けA380は導入目前で、機体は一部がすでに完成しています。

スカイマーク向け機材がANAに横滑りして納入されるとすると、製造番号162の「F-WWSL (JA380A)」、167の「F-WWSN (JA380B)」は機体の組立が完了しており、トゥールーズで保管中の状態です。185で「JA380C」予定の機体は、部品製造が完了している状態です。このA380のエンジンはロールスロイスで、ANAは787などでRRのエンジンを使用しています。

A380は現在、運航されている航空会社の座席仕様では大韓航空の407席が最も少なく、最も多いのはエミレーツ航空が2015年に投入した615席仕様です。スカイマークが導入時に検討していた席数は394席と最も少ない席数でしたが、ANAではこの仕様を変更するとみられます。また、投入路線もホノルルなどのハワイ路線以外に大型機で収益性を保つ路線が展開できるかなど、多くの注目が集まりそうです。

エアバスにとっても、世界的にも一定の認知があるANAの購入で、販売数に伸び悩むA380のセールスの弾みになりそうです。

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