ロッキードS-3Bヴァイキング、アメリカ海軍から完全に退役

ロッキードS-3Bヴァイキング、アメリカ海軍から完全に退役

ニュース画像 1枚目:2015年12月18日、ポイントマグーで撮影されたS-3バイキング最後の編隊飛行
© U.S.Navy
2015年12月18日、ポイントマグーで撮影されたS-3バイキング最後の編隊飛行

ロッキードS-3Bヴァイキングが、2016年1月11日、カリフォルニア州ベンチュラ・カウンティー海軍基地ポイントマグーで、アメリカ海軍機として最後の離陸をしました。行き先はボーンヤードではなく、NASAで実験機として使用されます。

S-3は、空母艦載の対潜哨戒機S-2トラッカーの後継機として、1974年から導入が開始され、途中からは水上艦艇や地上目標を目標とする攻撃機や、空中給油機としても運用され、2009年に艦載機としての運用を終えました。日本でも第5空母航空団(CVW-5)所属機として、長らく厚木基地に配備されていました。2009年以降は少数が第30試験・評価飛行隊(VX-30)で、各種の試験に使用され続けました。

2015年11月には残された3機のうちの1機が、アリゾナ州デビスモンサン空軍基地(AFB)のボーンヤードに送られました。最後の1機はNASAへ移管されましたが、もう1機の行方はこの記事からは不明です。

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