巡視船ざおう搭載の新旧交代式典、海保からベル212が完全退役

巡視船ざおう搭載の新旧交代式典、海保からベル212が完全退役

第二管区海上保安本部は2016年1月13日(水)、巡視船「ざおう(PLH-05)」の旧搭載機ベル212の「しおかぜ」の解役式と、新機材のシコルスキーS-76Dの「うみねこ」による新旧交代式典が開催されました。ベル212の「しおかぜ」は2015年12月11日(金)、仙台航空基地から塩釜港、石巻の保安署庁舎上空と東日本大震災時にも活動を行った付近の上空を飛行し、その最後の任務を行っていました。

海上保安庁のベル212は「しおかぜ」が最後の1機で、これにより全機が退役します。海上保安庁にベル212が導入されたのは1973年で、これまでに38機導入され、2枚羽根のために定置場を主に巡視船として海難救助の現場で活躍してきました。

「しおかぜ」の更新で導入されたのが、シコルスキーS-76D「JA920A」の「うみねこ」です。「うみねこ」は東北地方で馴染みがあり、愛らしく、親しみがある鳥として推薦、命名されたものです。海上保安庁のS-76Dは吊上救助装置、赤外線捜索監視装置、機外貨物吊下装置、サーチライト、自動操縦装置などが装備され、座席数は14席です。

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