三井物産、クエスト・エアクラフトに出資 せとうちHDと協力し販路拡大

三井物産、クエスト・エアクラフトに出資 せとうちHDと協力し販路拡大

ニュース画像 1枚目:クエスト・エアクラフトのKodiak 100
© 三井物産
クエスト・エアクラフトのKodiak 100

三井物産は2016年1月13日(水)、せとうちホールディングス傘下の小型航空機メーカー、クエスト・エアクラフト(Quest Aircraft Company, L.L.C.)の第三者割当増資を引受けると発表しました。三井物産は2016年1月中に、クエストに1000万米ドルを出資し、同社の全株式12.5%を取得します。

三井物産は、小型航空機が主に農業、鉱業や災害対策用の移動・物資輸送手段として利用されてきましたが、高速で移動できる身近で便利な輸送インフラとして、日本を含むアジア各国でも富裕層、観光事業者の向けの需要増加が見込まれているとしています。このため、今回の資本参画を通じ、同社のグローバルネットワークを活かし、需要増加が期待される未開拓地域の販路拡大をサポートしていくと説明しています。

クエストは2001年、国際人道支援用途の航空機製造を目的に設立、2015年2月にせとうちホールディングスの傘下となりました。同社は10人乗り単発プロペラ機のKodiak 100を製造、販売しています。同機は2007年の発売から、燃費、動力性能、汎用性の高さが評価され、これまで計150機以上を製造、販売しています。

また、せとうちホールディングス傘下のせとうちSEAPLANESが広島県尾道市の境ガ浜ベラビスタマリーナを拠点に遊覧飛行事業でKodiak 100を使用する予定です。

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