エアバス・コーポレート・ジェット・センター(ACJC)は2016年1月27日(水)、顧客名非公表の政府関係向けにACJ319を納入したと発表しました。この機体はC整備を行った後、機体各所での作業を行い、通信、機内エンターテインメントシステムの導入、新しい客室設定を施し、記録的な速さで納入を実現しました。
このうち、新しいアンテナを機体外部の2カ所に設置し、通信システムや機内エンターテインメントシステムは顧客ニーズに合わせたものにリニューアルされています。これにより、19名の乗客向けにインマルサット接続を通じ、デュアル・ブロードバンド・インターネット・システムで提供します。
客室は、グループ向けに9席の乗客ゾーンを設け、ラウンジエリアを取り除いた仕様です。こうしら変更の後、機体前方に乗員の休憩スペースに続き、乗客ゾーンを設け、ダイニングエリア、オフィススペースにソファなどを備え、バスルームとマスターベッドルームとなっています。カーペットは、機内の装飾品などとあわせベージュとダークレッドを使用し、インテリアを調和されています。
改修に充てられた期間は12カ月で、1機全体のシステム、アンテナ、機体の胴体に加えた変更などすべての記録的な速さで作業が行われました。