エアバスは2016年1月29日(金)、全日空(ANA)の取締役会決議を受けて正式発表されたA380の3機購入契約について歓迎するコメントを発表しました。エアバスは世界最大の旅客機を運航する日本初の航空会社になると紹介しています。
契約ではANA向けのA380はロールス・ロイスのトレント900エンジンを搭載します。納入は2019年からとしています。エアバスのファブリス・ブレジエCEOは、「A380は、ANAホールディングスの新しいビジネス戦略の成功に重要な役割を担うことを確信しています。A380は、混雑する首都圏の空港でANAグループの発着枠の制約を克服する一助になり、快適で、効率的に多くの乗客を従来よりも低コストで輸送できる」とコメントしています。
全日空(ANA)の親会社、ANAホールディングスは2014年と2015年にA320ファミリーを計37機発注していますが、ワイドボディ機の発注は初めてとなります。
エアバスはこれにより、課題としていた日本の航空会社からワイドボディ機の獲得について、日本航空(JAL)からA350、全日空(ANA)からA380を受注したことになります。
なお、A380の確定発注は、19社から319機の獲得となります。