ドイツ空軍の政府専用機が経済制裁中のイラン、マーハーン航空が購入

ドイツ空軍の政府専用機が経済制裁中のイラン、マーハーン航空が購入

旧東ドイツのインターフルークから、ドイツ政府専用機として使われていたドイツ空軍所属のA310型、旧機体番号(レジ)「10-22」がイランのマーハーン航空が購入したと報道されています。NYC Aviationによると、マーハーン航空では機体番号(レジ)「EP-VIP」として登録されていると伝えています。

イランを巡っては経済制裁が加えられており、先日にはイラン航空の成田就航便が運休するなど、包囲網が築かれる中の苦しい動向が伝わってきていました。また、カタール航空がイランへの便を増やす対応もあり、イランへの経済制裁が強まっている感が高まっていました。

マーハーン航空はこれまでもルフトハンザドイツ航空が使用した1990年代初頭の機材を購入しており、今回も同様にドイツの機材なら古くても大丈夫と購入したかもしれません。ドイツ政府が売却した会社は使用意図を決めていないと語っていたそうですが、ドイツ側からするとなんとも間の悪い航空機の売却となってしまいました。

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