ロシアのイリューシン・アビエーション・コンプレックスは、2016年2月28日、軍用輸送機IL-76M/MDを近代改修したIL-76MD-Mが、ジューコフスキー飛行場で初飛行したと発表しました。
IL-76はソビエト(現・ロシア)のイリューシン設計局が開発したターボファン4発の輸送機で、IL-76M/MDは自衛用電子機器などを備えた軍用機型です。今回初飛行したのはロシア空軍の要求により開発された近代改修型で、航法・通信・自衛用電子機器類が最新のものに置き換えられています。
イリューシンではこれらの改修により、機体寿命は30年から40年延長できるとしています。