ステニス空母打撃群、南シナ海を航海 中国艦艇の追走受ける

ステニス空母打撃群、南シナ海を航海 中国艦艇の追走受ける

ニュース画像 1枚目:2016年3月4日、南シナ海でUSSモービル・ベイ(CG-53)と補給を受けるUSSジョンC.ステニス(CVN-74)
© U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Andrew P. Holmes
2016年3月4日、南シナ海でUSSモービル・ベイ(CG-53)と補給を受けるUSSジョンC.ステニス(CVN-74)

アメリカ海軍は、空母USSジョンC.ステニス(CVN-74)を旗艦とする空母打撃群(JCSSG)が、2016年3月1日から3月6日まで南シナ海で通常の作戦を実施し、ルソン海峡を通ってフィリピン海へ抜けたと3月7日に発表しました。

JCSSGは1月15日から航海を開始し、毎日航空機の運用を実施しています。航空運用の合間には高速戦闘支援艦USNSレーニア(T-AOE-7)から先進バイオ燃料や航空燃料、物資の補給を受けています。

南シナ海は、世界で最も海上交通が多く、中国による人工島建設の問題を抱えている海域です。途中、中国海軍の艦艇が追走しましたが、両国海軍のクルーはお互いプロフェッショナルらしい対応をしました。

JCSSG司令官のRonald Boxall少将は「我々は航海の自由の権利を行使し、我々の存在が地域の平和と安定を促進している」と話しています。

JCSSGには、ステニス搭載の第9空母航空団(CVW-9)、イージス巡洋艦USSモービル・ベイ(CG-53)とイージス駆逐艦USSストックデール(DDG-106)、USSウィリアムP.ローレンス(DDG-110)、USSチャン・フー(DDG-93)が含まれます。

■CVW-9所属飛行隊
第41戦闘攻撃飛行隊(VFA-41)ブラックエイセス F/A-18F
第14戦闘攻撃飛行隊(VFA-14)トップハッターズ F/A-18E
第151戦闘攻撃飛行隊(VFA-151)ビジランティーズ F/A-18E
第97戦闘攻撃飛行隊(VFA-97)ウォーホークス F/A-18E
第25戦闘攻撃飛行隊(VFA-25)フィスト・オブ・ザ・フリート F/A-18E
第133電子攻撃飛行隊(VAQ-133)ウイザーズ EA-18G
第112早期警戒飛行隊(VAW-112)ゴールデンホークス E-2C
第71海上攻撃ヘリコプター飛行隊(HSM-71)ラプターズ MH-60R
第14海上戦闘ヘリコプター飛行隊(HSC-14)チャージャーズ MH-60S
第30艦隊補給支援飛行隊第4分遣隊(VRC-30 Det.4)プロバイダーズ C-2

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