イスラエル空軍は、2016年3月10日付で、新しい練習機M-346ラビ(Lavi : ヘブライ語でライオンの意味)とF-16C/Dバラク(Brarak : 雷)による空中戦訓練の模様を紹介しています。
M-346を使用するのは訓練飛行隊の「フライングタイガース」飛行隊で、若いパイロット達が搭乗しました。一方F-16C/Dを使用するのは、実戦経験豊富な「バレー」飛行隊で、パイロットとWSO(後席の兵装システム士官)も経験豊富です。
若いパイロットと経験を積んだパイロットの空中戦では、経験豊富なバレー飛行隊側が圧勝かと思われましたが、29年間も運用されて知り尽くされたF-16C/Dに対して、2014年から導入されたばかりのM-346は小型で未知の部分が多く、バレー飛行隊を驚かせる能力を発揮したようです。
また、経験の浅いパイロット達も経験者にない発想で立ち向かい、参加した両飛行隊のパイロットともに「エキサイティングで有意義な訓練だった」と話しています。