ユナイテッド航空、ロサンゼルス発着便でバイオ燃料の定期便運航を開始

ユナイテッド航空、ロサンゼルス発着便でバイオ燃料の定期便運航を開始

ニュース画像 1枚目:ユナイテッド航空の機材にバイオ燃料を供給
© United
ユナイテッド航空の機材にバイオ燃料を供給

ユナイテッド航空は2016年3月11日、ロサンゼルス発サンフランシスコ着のUA708便で、航空バイオ燃料をしようした商用運航を開始したと発表しました。アメリカ国内の定期便では初めて、定期便でバイオ燃料を使用した運航となります。当日は737-900ERが使用され、このほかこの路線では737-800、A319などが使用されています。

ユナイテッド航空は、アルトエア・パラマウントから持続可能なバイオ燃料を3年間で1,500万ガロンを購入することで合意しています。従来の燃料と同じようにロサンゼルスの発着便で使用するため、ユナイテッド航空が管理、保管し、バイオ燃料を使用します。定期便では、バイオ燃料を30%、従来の航空燃料を70%の割合で混合、使用します。契約している1,500万ガロンは、ロサンゼルス/サンフランシスコ間で12,500便を運航できます。

ユナイテッド航空は、2週間にわたる運航を行い、これまでの燃料での運航とあわせ、ロサンゼルス発サンフランシスコ着で運航します。ユナイテッド航空は2009年、アメリカでバイオ燃料を使用したデモフライトを行ったアメリカの最初の航空会社となりました。

なお、同社は2011年に、商業フライトでバイオ燃料を使用した飛行を実施したほか、2015年にはフルクラム・バイオエネルギーへの3,000万ドルの株式投資を行うなど、航空バイオ燃料への投資を継続しています。

空港でこうした定期便の運航を支援するバイオ燃料の供給は、オスロ空港に続く世界で2地点目のことで、アメリカでは初めてとなります。ロサンゼルス国際空港を運営するロサンゼルス・ワールド・エアポーツはこのユナイテッド航空の取り組みについて、二酸化炭素の排出削減につながると歓迎しています。

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