アメリカ海兵隊は2017年半ばまで、AV-8Bハリアーのパイロットが垂直着陸の錬度を維持する訓練場所について、岩国基地内のヘリコプター用滑走路を暫定措置として使用します。沖縄県伊江島の高精度垂直着陸訓練施設が施設の改修工事のため、2017年半ばまで使用できないための措置です。
岩国基地では、この一時運用に伴い、2016年4月4日(月)から4月7日(木)まで、AV-8Bが岩国基地を一時的な訓練代替地として試用するフライトを実施しています。AV-8Bは岩国に拠点を置き、これまでも垂直、または短距離の離着陸(VSTOL)を岩国基地で実施しており、今回行う高精度の垂直着陸も同様の流れで行われる予定です。
訓練は、日中と夜間に実施され、定められた規則に従い、実施される計画です。また、同基地では滑走路の通常運用時間、飛行パターンの規制、騒音低減措置を遵守するとしています。