太平洋航空博物館、中島飛行機の九七式「ケイト」の復元作業に着手

太平洋航空博物館、中島飛行機の九七式「ケイト」の復元作業に着手

ニュース画像 1枚目:格納庫79で開始された復元作業
© Pacific Aviation Museum
格納庫79で開始された復元作業

ハワイ・オアフ島の太平洋航空博物館パールバーバーは、九七式艦上攻撃機(Nakajima B5N Torpedo Bomber)の愛称「ケイト(Kate)」の復元作業に着手しました。1941年12月7日、日本海軍の真珠湾攻撃の作戦に参加した機体で、今後、5年ほどの作業で同博物館に展示される予定です。

中島飛行機の九七式は1,149機が製造されたと見られていますが、「ケイト」はその中でも現存する少ない機体の1つです。復元作業は同博物館の79格納庫で始められました。特に、2016年は真珠湾攻撃の75周年の記念の年にあたり、節目の1年にこの歴史を伝えるきっかけになればとしています。

同博物館は真珠湾攻撃当時は飛行場となっており、その管制塔には弾痕などが残されているなど、記憶を留める場所となっています。

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