陸上自衛隊は2016年4月28日(木)、2015年度に実施した災害派遣活動などの実績について、統計を発表しました。
発表によると、陸上自衛隊が2015年度の実施した災害派遣の総数は277件で、派遣した人員は延べ27,529人、航空機は539機、車両は5,092両でした。また不発弾処理の件数は1,392件で約43トンでした。
災害派遣の内訳は、緊急患者空輸に係るものが205件と最も多く、次いで山林火災などの消火活動が28件と2番目に多くなっています。このほか、給水支援に係るものが14件、行方不明者の捜索救助関連が13件、風水害関連が10件となっており、特に給水支援に係る災害派遣は、2016年1月に発生した大雪などにより過去10年で最も多い件数となっています。
陸上自衛隊ではこのほか2015年度の災害派遣に関する特徴として、緊急患者空輸では沖縄県で実施された件数が最も多く全体の約60パーセントを占めたことや、不発弾処理においても沖縄県での処理件数が全国で最も多く全体の約40パーセントを占めていることなどを紹介しています。