南アフリカ、モーリシャスで発見された部品、MH370便の可能性高い

南アフリカ、モーリシャスで発見された部品、MH370便の可能性高い

ニュース画像 1枚目:ロールスロイスの「RR」ロゴ
© ATSB
ロールスロイスの「RR」ロゴ

オーストラリア運輸安全局(ATSB)は2016年5月12日(木)、2016年3月に南アフリカ、モーリシャスで発見された部品について、2014年3月8日に消息不明となったMH370便、マレーシア航空の777-200、機体記号(レジ)「9M-MRO」の可能性がきわめて高いと発表しました。

このうち、エンジンカウル部分には、「9M-MRO」と認識できる製造番号などの識別可能な記号などは確認できず、エンジンカウルの内、外、あるいは左、右などの位置の判別につながるものはありませんでした。

ただし、ロールスロイスのマークは、ボーイングの納入時の初期のロゴと異なり、マレーシア航空が使用するステンシルと類似しているとしています。これは、ロゴ「RR」の文字の形、フォントなどから類推しています。

また、客室内のパネルとみられる部品については、R1ドアと推定される部品で、材質、寸法などは図面と一致しています。また、この内装のデザインのパターンはマレーシア航空の777、あるいは747でのみ使用されているものと確認されています。ただし、この部品についても「9M-MRO」と識別できる固有の製造番号は確認できていません。

なお、ATSBでは4月にもフラップの「676EB」と記された番号から「9M-MRO」の部品の一部との類推を発表しています。

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