フェデックス、メンフィス・ワールドハブにコールドチェーンセンター開設

フェデックス、メンフィス・ワールドハブにコールドチェーンセンター開設

ニュース画像 1枚目:フェデックス 777
© FedEx
フェデックス 777

フェデックス・エクスプレスはこのほど、同社テネシー州メンフィス空港のフェデックス・エクスプレス・ワールドハブに、フェデックス・コールドチェーンセンターを開設しました。7,710平方メートルの施設で、温度に敏感なヘルスケア製品、生鮮品貨物を保温でき、フェデックスでは国際コールドチェーンネットワーク、ヘルスケアソリューションの提供に重要な役割を担うとしています。

この施設は、アジア太平洋地域とアメリカ間、あるいはアメリカと他の世界各地の間で、温度管理が必要な製品を出荷する顧客の、高速でより幅広い輸送のニーズに対応できます。特に、人命に関わる製品を完全な状態、かつすぐに利用できるように保つため、コールドチェーンを必須とするヘルスケア関連事業の売上は、年間1,300億ドルに上り、アジア太平洋地域では2020年までにヘルスケア関連のコールドチェーン物流が2桁の成長が見込まれています。

なお、フェデックス・コールドチェーンセンター・メンフィスは、通関保留、荒天候などで予測できない遅延が生じた場合にも、温度管理を維持するための機能を備えています。温度管理エリアは3種類で、冷凍のマイナス25度からマイナス10度、冷蔵の2度から8度、常温管理の15度から25度で、取扱い貨物により、ヘルスケア関連製品と食品や生花、海産物のその他の生鮮品に分かれた専用のエリアが設けられています。

フェデックスの輸送ネットワークでこうした専門設備は初めてですが、小規模のコールドチェーン施設は関西国際空港をはじめ、パリ・シャルル・ド・ゴール空港、ケルン・ボン空港にも備えられています。

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