ダッソー、ファルコン8Xの飛行試験を完了 近く型式証明を取得へ

ダッソー、ファルコン8Xの飛行試験を完了 近く型式証明を取得へ

ニュース画像 1枚目:Falcon 8X
Falcon 8X

ダッソー・アビエーションは2016年5月23日(月)、スイス・ジュネーブで開催される「ヨーロピアン・ビジネス・アビエーション・コンベンション・アンド・エキシビション(EBACE2016)」を前に、開発中のファルコン8Xの飛行試験が成功裏に終え、型式証明を近く取得できる見込みと発表しました。

ダッソーは1カ月間のワールドツアーで運用試験を展開し、顧客からの厳しい要求にも応えられる機体になったとしています。これによりアメリカ連邦航空局(FAA)、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)から、航続距離11,945キロメートルで認証を得られる見込みで、2016年半ばにも交付を得られ、運航開始は2016年夏の終わりごろとしています。

4月下旬に、ファルコン8Xの3号機「S/N 03」は、熱や騒音、客室装備の試験を行なう機体で、さまざまな条件下でその能力を確認しました。ワールドツアーは65フライト、55,000海里を移動し、ヨーロッパ、中東、中国、東南アジア、北、中央、南のアメリカ各地と、46地点を飛行しました。

この中で、18分から14時間まで短距離から超長距離の飛行を行い、シンガポール/パリ間、サンパウロ/パリ間、ニューヨーク/アブダビ間などを飛行しました。気温もマイナス33度の寒さから高温の都市、さらに高湿度と低湿度の環境での飛行も行ないました。試験飛行にはパイロット26名、エンジニアや技術者、客室乗務員など60名が参加しました。

なお、飛行試験プログラムでは3機を使用し、これまでに408フライト以上、833飛行時間を記録しています。この3機は型式証明の取得を控え、新たなミッションを担います。このうち、1号機「S/N 01」は、ダッソーの新しいFalconEyeコンバインド・ビジョン・システム(CVS)、デュアル・ヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)の認証を獲得するために引き続き試験飛行を行ないます。この装備により、状況認識を高め、視覚能力を補強し、運航を支援するもので、CVSは2016年第3四半期、HUDは2017年後半にもそれぞれ認証を取得する見込みです。また、2号機と3号機はダッソーのデモンストレーションを行なう予定です。

さらに、生産ではメリニャック工場で24機分が最終組立を行なっており、11機は最終仕上げが行なわれています。

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