ヴァージン・オーストラリア・グループは2016年5月31日(火)、中国の海南航空など海航集团(HNAグループ)と戦略的提携を締結することで合意したと発表しました。提携を機に、ヴァージン・オーストラリアは成長著しい中国の旅行市場へのアクセスを確保します。
提携を機に、HNAグループとヴァージン・オーストラリア・グループは中国とオーストラリア間の直行便の開設をはじめ、コードシェア、マイレージプログラムの提携、ラウンジの相互利用、観光旅行の共同プロモーションなどを実施します。
なお、今回の提携はHNAグループがグループ全体でヴァージン・オーストラリアの株式13%を保有します。また、HNAグループは今後、最大で19.99％にまで保有株式を引き上げる意向も示しています。
この提携は、オーストラリアの競争当局の承認を必要としており、認可次第、具体的な提携を開始する予定です。
HNAグループは中国で海南航空をはじめ、香港航空、北京首都航空をはじめ、福州航空、大新華航空、GXエアラインズ、香港エクスプレス、雲南祥鵬航空、天津航空、ウルムチエア、西部航空、揚子江快運航空などを傘下に収めています。このほか、フランスのエーグル・アズール、ブラジルのアズール・ブラジル、トルコの貨物航空会社のマイカーゴなどに出資しています。