エールフランス、スタッフ着用の制服リサイクルで発電 環境への取り組み

エールフランス、スタッフ着用の制服リサイクルで発電 環境への取り組み

ニュース画像 1枚目:制服着用のエールフランス乗務員たち
© Air France
制服着用のエールフランス乗務員たち

エールフランス航空は2016年5月31日(火)、同社スタッフが着用した制服を活用し、持続可能な製品のリサイクルを導入すると発表しました。繊維産業でも革新的な取り組みとしており、エールフランスは環境問題へのコミットメントの1つとしています。

2016年1月から3月にかけて、エールフランスの乗務員、地上職員たちがパリ・シャルルドゴール空港、パリ・オルリー空港に使用済みの制服をいったん集め、リサイクル工場で顆粒状のセメント粒としました。

エールフランスは客室乗務員17,650人、グランドスタッフ8,500名が制服を、整備士など8,600名が作業服を着用しています。このリサイクルでは8.56トン分の衣類が集められ、リサイクルされました。この衣類の一部は高発熱量を生み出す固体顆粒に生まれ変わり、3名家族の3家庭で1年間まかなう発電量の48,509kWhを発電しました。

このリサイクル事業は、エールフランスが主導し、同社の制服を提供するBalsan、DSIと共同で実施しました。衣服類がリサイクル品の一環として循環経済で機能し、衣服が埋め立てられないよう保証することで、環境問題に対応するもので、再利用を促進しています。

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