零戦22型「AI-112」、レッドブル・エアレースでの披露を断念 アメリカへ

零戦22型「AI-112」、レッドブル・エアレースでの披露を断念 アメリカへ

「零戦里帰りプロジェクト」の零戦22型「AI-112 (機体記号:N553TT)」は2016年6月2日(木)、6月4日(土)と6月5日(日)に千葉市幕張を会場に開催される「レッドブル・エアレース2016」への参加を断念すると発表しました。

「零戦里帰りプロジェクト」を支援する熊本の企業への感謝と4月に発生した熊本地震の慰問を込め、5月末から飛行し、関東へ移動する計画でした。熊本の慰問飛行を実施し、大分付近を経由して北九州空港に5月31日(火)に着陸、岡山の岡南飛行場を経由し、6月1日(水)に南紀白浜空港に着陸、6月2日(木)には静岡空港を目指していましたが、5月31日(火)に機体トラブルのため、広島空港に着陸していました。

「零戦里帰りプロジェクト」はFacebookページで、機体はアメリカに戻し、メンテナンスの実施や日本人パイロットの養成などを経て、次回に備えるとしています。機体は日本への輸送時と同様に、解体し船での輸送になるとみられます。現在は広島空港に駐機していますが、これは岡南飛行場まで飛行する予定としています。

なお、同プロジェクトでは今回飛行した鹿児島、熊本、北九州、広島までの空撮画像はDVD化し、販売します。詳しくは同Facebookページ、またはホームページを参照ください。

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