ポーランド空軍向けアエルマッキM-346ジェット練習機の1機目が2016年6月6日(月)、ロールアウト式典がヴェネゴーノ・スペリオーレのレオナルド・フィンメカニカの施設で開催されました。式典にはポーランドの国防副大臣をはじめ、次官、レオナルド・フィンメカニカの幹部が出席しました。
ポーランド政府は2014年2月にM-346ジェット練習機を8機、発注しています。この契約には機体8機に加え、後方支援、パイロットや整備士の訓練プログラムが含まれており、イタリア空軍のガラティーナ近郊の施設でシミュレーター訓練などがすでに実施されています。
なお、ポーランド空軍向けのM-346はドラッグ・シュートを装備しており、こうした装備を含めた試験飛行、装備のテストが行なわれ、2016年末までに2機が納入される予定です。レオナルド・フィンメカニカでは、受注した8機全てを2017年11月までに納入する予定です。ポーランド空軍は、M-346をデンブリン基地に配備し、パイロット訓練を実施していきます。
M-346は、イタリア、シンガポール、イスラエルが採用しており、ポーランドは4カ国目となります。