豪ヴァージン、青島航空を傘下に持つ南山集団の株式取得意向を発表

豪ヴァージン、青島航空を傘下に持つ南山集団の株式取得意向を発表

ヴァージン・オーストラリア・グループは2016年6月10日(金)、同社株式の19.98%を中国の南山集団(Nanshan Group)が取得する予定と発表しました。この株式はニュージーランド航空が保有する株式で、ニュージーランド航空と南山集団が6月10日(金)付けで、売却・取得契約の覚書を締結しました。南山集団は、中国政府と同社役員会の承認を条件にヴァージン・オーストラリア株式を取得します。

これを受け、ニュージーランド航空は現在のヴァージン・オーストラリアとの提携について、タスマン路線で引き続き継続するとしています。また、売却により同社は自社の路線拡大や成長に投資を振り向けることができるとしています。また、南山集団はグループ企業に2014年4月に立ち上げた青島航空があります。

これを受け、ヴァージン・オーストラリアは今後、南山集団が株式取得について協議を持つことを歓迎するとオーストラリア証券取引所を通じて発表しています。

なお、ヴァージン・オーストラリアは海南航空などを傘下に収める中国の海航集团(HNAグループ)と戦略的提携を締結を発表、HNAの13%の株式取得と、今後最大で19.99%にまで保有株式を引き上げる提携を発表しています。これにより、ヴァージン・オーストラリア株式は最大で40%弱が中国系の資本が入ることとなります。

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