国土交通省大阪航空局は2016年7月1日(金)、2019年度中の完了を目指して進められている「福岡空港回転翼機移設事業」について、2016年7月28日(木)に移設先のヘリポート予定地で実機飛行調査を実施すると発表しました。
「福岡空港回転翼機移設事業」は、福岡空港における航空機発着の過密状態を解消する目的で実施されるもので、福岡空港から北に約10キロメートル離れた「海の中道」地区に新ヘリポートを建設、現在、約20機のヘリコプターが拠点を置く福岡空港からヘリ拠点機能を移設します。計画は2019年度末の完成を目指しています。
なお、移設先は福岡市東区の雁の巣エリアです。現在は福岡航空交通管制部や「雁の巣レクレーションセンター」となっている旧福岡第一飛行場、通称「鷹ノ巣飛行場」の西側エリアの8ヘクタールの国有地に、2.8ヘクタールのエプロンと35メートルの滑走路が建設されます。自衛隊のヘリコプターは移設の対象外です。
7月28日(木)に移設先で実施される実機飛行調査は、10時から12時までと13時から15時までの2回実施されます。離陸から着陸までを1サイクルとした飛行が20回行われ、西日本空輸のAS350とAS365Nの飛行が予定されています。予備日として7月29日(金)が設定されています。
なお、実機飛行調査は10月にも実施される予定で、10月は西日本空輸のベル427と九州地方整備局のベル412EPが使用される予定です。