日本エアコミューター、ATR42-600の機体デザインを決定

日本エアコミューター、ATR42-600の機体デザインを決定

ニュース画像 1枚目:JACのATR42-600初号機のデザイン
© 日本エアコミューター
JACのATR42-600初号機のデザイン

日本エアコミューター(JAC)は、2017年1月に受領を予定している新型機のATR42-600初号機の外装デザインを発表しました。JACは9機のATR42を確定発注しており、2016年6月にこの機体記号の予約登録を済ませ、「JA01JC」で運航します。

「ハイビスカス」は、JACが就航する離島や地域の象徴で、機体左側の大きなハイビスカスを鹿児島に見立て、左下に広がる7つは鹿児島県に空港が所在する7つの離島を表し、機体右側のハイビスカスは、ATRがつなぐ他の地域を表します。

5本のラインは「水引」のように、地域と地域、人と人を結び、子供の夢、人々の想い、過去から現在と未来を繋ぐことを表現しました。配色は、奄美大島にのみ生息するルリカケスの赤、黒、瑠璃色を基調としています。これにより、JACは奄美群島を中心とする鹿児島の島々の地域の翼として就航地の発展に貢献したいとしています。

なお、デザインはATR42-600の乗降口が機体後方となるため、乗客が搭乗時により印象的に記憶に刻むデザインとして配慮されています。これにより、地元の人々には親近感や密着感、観光でこの地域を訪れた人たちには、地域を象徴するデザインで旅情を掻きたてる演出をしたいとしています。

このデザインは、鹿児島で唯一のデザイン系総合専門学校のタラデザイン専門学校と共同で制作したものです。同校はJACの本社がある鹿児島で産学連携のデザイン制作を取り組んでおり、今回のコラボレーションにつながりました。JACではこうした取り組みは初めての試みです。

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