元ANA副操縦士の大西宇宙飛行士、ソユーズ打上げに成功 7月9日にISSへ

元ANA副操縦士の大西宇宙飛行士、ソユーズ打上げに成功 7月9日にISSへ

ニュース画像 1枚目:左からケイト・ルビンス宇宙飛行士、アニトリ・イヴァニシン宇宙飛行士、大西卓哉宇宙飛行士
© NASA
左からケイト・ルビンス宇宙飛行士、アニトリ・イヴァニシン宇宙飛行士、大西卓哉宇宙飛行士

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2016年7月7日(木)、同日カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた、元全日空(ANA)パイロットの大西卓哉宇宙飛行士が搭乗するロシア国営公社「ロスコスモス」のソユーズ宇宙船について、所定の軌道に投入され、打ち上げが成功したと発表しました。

大西宇宙飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船は日本時間の7月7日(木)10時36分に打ち上げられました。今後ソユーズ宇宙船は、日本時間の7月9日(土)13時12分に国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングし、大西飛行士はISS第48次、第49次長期滞在クルーとして約4カ月間ISSに滞在します。

大西宇宙飛行士は、ANAのボーイング767の副操縦士を経て2009年にJAXA第31期宇宙飛行士訓練生に選抜され、今回、ISS長期滞在クルーとして初めて宇宙へ向かいます。ANAは6月24日(金)に羽田空港の同社整備場で応援イベントを開催したほか、7月7日(木)は羽田空港で元同僚の社員など約200名が打ち上げをスクリーンで見守りました。

また、大西飛行士がJAXA宇宙飛行士訓練生の選抜試験に合格した後にANA副操縦士としての最後のフライトをおこなった松山空港では、JAXAが行うYouTubeやニコニコ動画でのライブ中継を活用したパブリックビューイングが開催されました。

JAXAは7月9日(土)のハッチオープンの様子をインターネット中継するほか、全国の博物館などでパブリックビューイングが開催されます。

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