GEアビエーションは2016年7月12日(火)、ファンボロー・エアショー会場でボーイング777Xに搭載されるGE9Xエンジンプログラムの参画社を正式に決定しました。いずれも開発プログラムから参画しているIHI、サフラン・エアクラフト・エンジン、サフラン・アエロ・ブースターで、MTUエアロ・エンジンズもこのプログラムに参画しています。各社の合計は25%のシェアでの参画となります。
このうちIHIは、低圧タービン部品、ミッドファンシャフトなどの設計、製造を担当します。同社はこれまでもCF34、GE90、GEnxエンジンのプログラムに参画しており、GEの軍用エンジンにも参画しています。
サフラン・エアクラフト・エンジンはタービン・リア・フレーム、3D複合前方ファンケースの設計と製造、サフラン・エアロ・ブースターは低圧圧縮機、ファンディスクの設計と製造、MTUエアロエンジンはタービン中央フレームの設計と製造を担当します。
GEアビエーションは2016年4月に、フルサイズGE9Xエンジンを稼働しており、5年間に渡った成熟試験を終える予定です。2017年から試験飛行機に搭載し、認証試験や試験飛行を行い、エンジンの型式証明を2018年に取得する予定です。