テレビ朝日、8月7日「テレメンタリー」で静岡で不時着した緑十字機を特集

テレビ朝日、8月7日「テレメンタリー」で静岡で不時着した緑十字機を特集

テレビ朝日系列の全国の放送局で毎週日曜日の朝に放送されてるドキュメンタリー番組「テレメンタリー」は、2016年8月7日(日)の放送で、1945年の太平洋戦争終結時に運航され、静岡県磐田市の鮫島海岸に不時着した一式陸上輸送機「緑十字機」、三菱G4M-1について取り上げます。

「緑十字機」は、大日本帝国が1945年8月14日にポツダム宣言を受託することをアメリカに通知した後、日本の正式な降伏に向けた打ち合わせなどを行うため、一時的にマニラに駐在していた連合国最高司令部に日本の使者を派遣するようアメリカが要請、これを受け、マニラまでの経由地である伊江島まで運航された一式陸上輸送機です。

「緑十字機」は2機で1945年8月19日に木更津飛行場を離陸し、同日中にアメリカ軍の統治下にあった伊江島飛行場、現在の伊江島補助飛行場に到着、日本政府の使節団はアメリカの輸送機に乗り換えてマニラで降伏に関する協議を行いました。「緑十字機」の1機は8月20日に、木更津へ戻るべく復路として伊江島飛行場から離陸、飛行中に燃料不足であることが発覚した同機は静岡の鮫島海岸に不時着しました。使節団の人員に大きな被害はなく、浜松飛行場から別の航空機で東京へ戻りました。

8月7日(日)の「テレメンタリー」では、撤去されることなく鮫島海岸に放置され消失した「緑十字機」の機体の一部が2006年に発見されたことを契機に、磐田市の郷土史家がこれを調査、「緑十字機」の使命が明らかになっていく様子を紹介します。

「緑十字機」について取り上げる「テレメンタリー」は、2016年8月7日(日)の4時30分から5時まで放送されます。詳しくは、テレビ朝日のウェブサイトを参照ください。

■Ie Shima 19 Aug 1945 Japanese surrender envoys
期日: 2016/08/07
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