国交省地方整備局、廃棄予定のヘリ装置がオークション流出 業者が虚偽報告

国交省地方整備局、廃棄予定のヘリ装置がオークション流出 業者が虚偽報告

国土交通省地方整備局は2016年8月10日(水)、同局のヘリコプターのカメラ装置がオークションに流出していたと発表しました。

オークションに流出していたのは、中国地方整備局、四国地方整備局、中部地方整備局のヘリコプター画像伝送装置で、機器更新に伴い廃棄処理することとしていた装置がオークションに流出しました。

この問題は、機器更新を受注していた三菱電機が、発注者である四国地方整備局と中部地方整備局へ報告して明らかになったもので、同社が廃棄処理を依頼した下請け会社からさらに破砕処理を請け負った会社が虚偽の廃棄処理報告を行い、当該装置をオークションに出品したものです。

装置は既に落札済みで、国土交通省は三菱電機に対しオークションへの出品に至った詳細な経緯の把握と当該カメラ装置の早急な回収、適切な廃棄処理の実施について指示しました。

なお、今回のオークション流出事象の対象となる地方整備局は、ベル412EPの機体番号(レジ)「JA6817」と「JA6820」を使用しており、これらのヘリコプターに関連したカメラ装置であることが推定されます。

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