海保「みずなぎ」の西之島観測、7月の観測時と大きな変化認められず

海保「みずなぎ」の西之島観測、7月の観測時と大きな変化認められず

ニュース画像 1枚目:西之島空中写真、海上保安庁8月18日撮影
© 海上保安庁
西之島空中写真、海上保安庁8月18日撮影

海上保安庁は西之島付近の火山活動について、2016年8月18日(木)に羽田航空基地所属MA725の「みずなぎ」で観測を実施、その状況を発表しました。

火口、その周辺には噴気や火山ガスの放出は視認されず、熱計測装置の撮影結果は火口付近に高温域が点在するも、7月の観測時と変化が認められなかったとしています。

観測に同乗した東京工業大学火山流体研究センターの野上健治教授は、「熱水活動の消長を繰返しながら、火山活動の縮退傾向は続いていると考えられる」とコメントしています。

なお、西之島の噴火に関する航行警報は解除されたものの、西之島の地形、周辺の水深は火山活動で大きく変化し、詳細な水深が不明のため、航行時は十分な注意が必要と同庁では呼びかけています。

今回の観測で計測した陸地の形状は、7月と変化なく暫定値で東西、南北ともに約1,900メートルで、面積は約2.68平方キロメートルです。

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