航空局、羽田で2017年度は613億円要求 発着増の施設整備

航空局、羽田で2017年度は613億円要求 発着増の施設整備

ニュース画像 1枚目:2017(平成29)年度予算の概算要求、羽田空港の整備内容
© 国土交通省 航空局
2017(平成29)年度予算の概算要求、羽田空港の整備内容

航空局は2017(平成29)年度予算の概算要求で、羽田空港で613億円を要求しました。2016年度予算の498億円を上回る予算要求となるもので、首都圏空港の機能強化を重点的に行うものです。羽田空港は、国内航空交通の中心として国内48空港と1日約500往復、海外26都市とネットワークが展開され、総旅客数は年間約7,600万人となっています。

このうち2017年度予算は、2020年までに年間約3.9万回の受け入れ増を実現するため、航空保安施設、誘導路などの施設整備を実施します。さらに駐機場の整備、国際線・国内線地区を結ぶ際内トンネルの整備、空港アクセス道路の改良、川崎市と羽田空港を結ぶ連絡道路の整備、A滑走路などの耐震対策などを実施します。

さらに、国際線ターミナルビルの拡充を進め、搭乗橋を初めとする旅客増に伴う必要な施設整備、国内線第2ターミナルビルで国際線対応施設を南側ピア部分に国際・国内共用ターミナル化を進め、CIQ施設を新たに設置する整備も進められます。

また、第2ターミナルビルに南側ピアの整備に伴い、それに見合いとなる国内線対応施設を国内線東貨物地区側に国内線用の搭乗橋を整備します。

なお、2016年10月上旬に国際線ターミナルを運営する東京国際空港ターミナル(TIAT)とのPFI契約の変更を行い、2017年度から2019年度に施設整備を行い、2020年3月末に供用開始する予定です。

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