かかみがはら博物館、 リニューアルで9月26日から休館 展示面積は1.7倍へ

かかみがはら博物館、 リニューアルで9月26日から休館 展示面積は1.7倍へ

ニュース画像 1枚目:「飛燕」の実機(左)と「零戦」の初号機の実寸大模型(右)のイメージ
© 岐阜県
「飛燕」の実機(左)と「零戦」の初号機の実寸大模型(右)のイメージ

岐阜県と各務原市は2016年8月31日(水)、航空自衛隊岐阜基地に隣接するかかみがはら航空宇宙科学博物館の大型リニューアルについて、リニューアル後の展示概要と整備スケジュールの詳細を発表しました。

博物館のリニューアルは2018年3月の再開を見込んで実施されるもので、今回の発表によると、展示面積は現在の1.7倍に拡張され、国内最大規模の約9,400平方メートルとなります。リニューアル後は、航空、宇宙への挑戦の歴史を俯瞰し、感動の物語を伝える国内唯一の、日本を代表する博物館を目指すとしています。

このうち航空分野の展示では、世界で唯一現存する三式戦闘機「飛燕」の実機と、「零戦」の初飛行時「十二試艦上戦闘機」の実寸大模型が新たに加わり、現在同館が保有する37体の実機は年代ごとに配置されます。

また宇宙分野では、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」や、小惑星探査機「はやぶさ2」の実寸大模型が展示される予定です。また、スミソニアン航空宇宙博物館やアメリカ国国際宇宙局(NASA)と連携を進め、展示物の賃借、展示・企画手法や調査研究などで連携を深める予定としています。

博物館はリニューアル工事に伴い、2016年9月26日(月)をもって一時休館し、今秋中に建物建設工事を着工、11月中旬以降、収蔵庫で一部展示物が一般公開されます。なお、「飛燕」の展示は11月中旬以降から開始される予定で、詳細は今後、改めて発表するとしています。

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