LOTポーランド航空、2020年までに70機体制 東欧と長距離路線で成長

LOTポーランド航空、2020年までに70機体制 東欧と長距離路線で成長

ニュース画像 1枚目:LOTポーランド航空の787
© LOT
LOTポーランド航空の787

LOTポーランド航空は2016年9月8日(木)、2020年までの成長戦略を発表しました。同社は年間1,000万人超の旅客利用をめざし、ポーランド、中央・東ヨーロッパで有数の航空会社になることを目標としています。このため、新機材の導入と新たな路線を開設します。

LOTの戦略は、潜在性のある成長市場での拡大、ハブ空港での接続性の高いネットワークの構築、競争力と効率性の向上、同社の社内体制の確立で構成しています。このうち、成長市場について、ポーランドだけで年間約5%増で乗客数が増加すると推計しており、ポーランドや東欧がその主力となります。まずは、ポーランドでの市場回復を皮切りに、旅客数の達成をめざします。

また、長距離路線は同社ビジネスで最も収益性の高い部分とし、北アメリカとアジアの主要ビジネス都市へ路線開発に取り組むとしています。特に、近くソウル・仁川線を開設、2017年にニューアーク線を就航する予定です。また、中央アジア、中東路線の就航にも関心を向けているとし、ワルシャワの地理的位置からカザフスタン、イランなどへのフライトは利便性が高いとしています。

こうした拡大では現在の機材数40機超から、2020年までにおよそ70機体制を計画しています。この内訳は787が16機、150席超の単通路機を新たに15機導入します。また、2017年に単通路機を導入する予定で、LOTはこの最終交渉を行っているとしています。

また、運航率は99%、定時性は87%を維持し、さらに高めていくとしています。

メニューを開く