キャセイパシフィック航空、747-400ラストフライトが羽田出発

キャセイパシフィック航空、747-400ラストフライトが羽田出発

ニュース画像 1枚目:出発前の「B-HUJ」、142番スポット
©
出発前の「B-HUJ」、142番スポット

キャセイパシフィック航空は2016年10月1日(土)、同社747旅客機のラストフライト、羽田発香港行きCX543便を運航します。使用する機材は、機体記号(レジ)「B-HUJ」です。CX543便は羽田発の定刻は10時35分です。

ラストフライトは、国際線ターミナル、サテライト部分の142番スポットから出発します。国際線展望デッキからプッシュバックの様子は見えにくいものの、タキシングルートによってはターミナル前通過が予想されます。

キャセイパシフィック航空は同社初号機の747-267B「VR-HKG」を1979年7月20日(金)に受領、これまで丸37年間に渡る「空の女王」と呼ばれる747の歴史に幕をおろします。初号機から飛行時間は300万時間超、旅客数は約1億6,000万人を数えます。

747はエンジン4発を装備し、その安全性から世界のナショナルフラッグキャリアなど代表的な会社で導入が進められました。キャセイパシフィック航空も「VR-HKG」を皮切りに、747-200で9機、747-300で6機、747-400で26機、計41機の747旅客機を導入してきました。

キャセイパシフィック航空は長距離路線を中心に投入されていましたが、2014年8月末に香港発着のサンフランシスコ、ヨハネスブルク線の機材を747-400から777-300ERに変更し、日本路線を含む近距離アジア路線に投入していました。

中でも多くの747ファンがいる日本路線をそのラストフライトの路線に選び、CX543便は計画では4時間35分、香港到着の定刻14時10分で、ホームグラウンドで温かく迎え入れられる予定です。

この記事に関連するニュース
メニューを開く