チャイナエアラインは2016年9月30日(金)、トゥールーズで同社初のA350-900を受領、長距離路線への投入前に、リージョナル路線で完熟飛行として10月30日(日)から台北/香港線に投入する予定です。これに加え、12月5日(月)から関西/台北線にもA350-900を投入する予定です。関西国際空港へのA350定期便の投入は、これが初めてとみられます。
チャイナエアラインは関西/台北線で1日4往復を運航しており、このうち関西発CI153便の14時30分、台北発CI152便の9時50分がA350-900となります。この便はA330-300で運航されていますが、12月4日(日)は737-800を使い、12月5日(月)から2016/17冬スケジュールの終了する2017年3月25日(土)まで、A350での運航となります。
チャイナエアライン向けのA350-900は2機目の製造番号、MSN057、機体記号(レジ)「B-18902」と3機目のMSN066、レジ「B-18903」の最終組立が行われており、この納入にあわせた関西路線への投入となります。
なお、チャイナエアラインのA350はすでに発表されている通り、初号機の「B-18901」は「ミカドキジ(帝雉)」、2号機は「ヤマムスメ(台灣藍鵲)」が描かれ、台湾で親しまれている鳥たちが導入する14機に描かれます。
すでに初号機を受領し、台湾へとフェリーしていますが、この機体はこの塗装が描かれておらず、今後、同社の格納庫で塗装が施されるとみられます。