立飛、立川防災航空祭でR-53、R-HMを公開 航空祭での展示は初

立飛、立川防災航空祭でR-53、R-HMを公開 航空祭での展示は初

ニュース画像 1枚目:立川防災航空祭で展示されたR-53(左)、R-HM(右)
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立川防災航空祭で展示されたR-53(左)、R-HM(右)

戦前、戦中、戦後間もなくに航空機生産を行った石川島飛行機、立川飛行機、新立川航空機の後身である東京都立川市の企業、立飛ホールディングスは2016年10月1日(土)、陸上自衛隊立川駐屯地で開催された「立川防災航空祭 2016」で2013年に修復され同社内で保存している航空機、「立飛R-53」と「立飛R-HM」の展示を実施しました。これらの機体の航空祭での展示は初めてです。

「立飛R-53」と「立飛R-HM」はそれぞれ機体番号(レジ)「JA3070」と「JA3094」の1機ずつが1950年代に生産されたものの、いずれも量産化には至らなかった機体です。2013年に修復された両機は、立川市の立飛ホールディングスで保存され、2014年、2015年には同社オープンファクトリーなどで一般公開が実施されています。一般向けに公開されたのは、今回の立川防災航空祭で3回目となります。

R-53「JA3070」とR-HM「JA3094」は風雨にさらされると著しく劣化してしまうため、立川防災航空祭では、他の地上展示機が屋外で展示される中、両機のみ陸上自衛隊格納庫内で展示されました。格納庫内ではこの2機に加え、立飛ホールディングスが出資するオリンポスの有人ソーラープレーン「SP-1」も展示されています。

なお、立飛ホールディングスは2018年までに、立川飛行機95式1型乙練習機「赤トンボ」の、実際に飛行できるレプリカ製作を予定しています。

期日: 2016/10/01
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