エアバスDS、アップグレード施した初のA330 MRTTで初飛行

エアバスDS、アップグレード施した初のA330 MRTTで初飛行

ニュース画像 1枚目:エアバス A330 MRTT
© Airbus DS
エアバス A330 MRTT

エアバス・ディフェンス・アンド・スペースは2016年10月3日(月)付けで、新しいA330 MRTTマルチロールタンカー輸送機で初飛行したと発表しました。画像で確認すると機体記号(レジ)「EC-333」を使用しており、製造番号「1667」のシンガポール空軍向けのA330とみられます。

エアバスDSは、継続的な製品改善プログラムの一環で、旅客用のA330と同様にアップグレードを施し、軍用システムに導入された拡張機能が組み込まれた機体としています。初飛行は9月30日(金)に実施し、約3時間のフライトでパイロットは、期待通りの性能だったとレポートしています。

この新しい標準タイプのA330 MRTTは、構造に変更が加えられ、空力改善により燃料が1%ほど減少するほか、軍用のアビオニクスをアップグレード、強化しています。

この引き渡しは、2018年を予定しています。エアバスDSはこれまで、10カ国からA330 MRTTの51機を受注しており、このうち28機を納入しています。

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