イラン、エアバスと近く正式契約へ A380を含む118機が確定へ

イラン、エアバスと近く正式契約へ A380を含む118機が確定へ

ニュース画像 1枚目:A380とA350
© AIRBUS S.A.S.
A380とA350

イラン航空は2016年10月4日(火)付けで、アッバス・アホウンディ道路交通都市開発大臣が近く、エアバスと旅客機購入契約を確定するとの報道を掲載しています。イラン国内の航空会社は、経済制裁の影響から機材が老朽化しており、経済制裁の解除でエアバス、ボーイングなど航空機メーカーが大型契約を暫定合意しています。

最終合意までには、エアバスとイランの契約でもアメリカ政府の承認が必要です。これは、エアバスがアメリカ企業の部品をおよそ40%使用しており、アメリカ政府がこれをアメリカからの輸出にあたるとし、承認が必要としているためです。

エアバスは2016年1月、イランからA380の発注を含め、計118機について暫定受注しています。なお、イランはボーイングとも旅客機100機購入で暫定合意しています。

イラン航空は、当初予定していた747の退役時期を先延ばしし、クアラルンプール線などに投入していましたが、現在は長距離路線を運休するなど、特に大型機で需要に対応できない状況となっています。

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