ドイツとフランス空軍、共同でC-130J運用へ 4機から6機を配備

ドイツとフランス空軍、共同でC-130J運用へ 4機から6機を配備

ニュース画像 1枚目:アメリカ空軍のC-130J
© Bundeswehr/Kazda/Dana Kazda
アメリカ空軍のC-130J

ドイツのウルズラ・フォン・デア・ライエン防衛相とフランスのジャン=イヴ・ル・ドリアン防衛相は2016年10月5日(水)、戦術輸送機の導入について覚書を締結しました。

覚書でドイツとフランスの両国は、2021年までにフランスを拠点とし、C-130Jスーパーハーキュリーズを運用する共同の輸送機部隊を設けるものです。この部隊には4機から6機程度の配備が想定されています。この部隊は特に国際派遣部隊としての任務が想定されています。両国はこれ以外にも、防衛面での協力を深化させる方針です。

なお、ロイターではこの覚書の背景には、エアバス・ディフェンス・アンド・スペースが手がけるA400M輸送機の納入遅延を含む獲得能力が影響していると指摘しています。今回のC-130Jの導入は、フランスがロッキード・マーティンとヘリコプター向けの給油機能などを加える交渉を進めていると伝えています。これは当初、A400Mで想定されていた任務でしたが、実績あるC-130Jで準備を進めます。

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