那覇駐屯地の陸自第15旅団、緊急患者空輸9,000回を達成

那覇駐屯地の陸自第15旅団、緊急患者空輸9,000回を達成

陸上自衛隊那覇駐屯地に所在する第15旅団は2016年10月4日(火)、緊急患者空輸9,000回を達成したと発表しています。同旅団Facebookページで、動画と共にその任務の詳細が報告されています。

9,000回目の任務となったのは、沖縄県知事から要請を受け、宮古島ヘリポートと那覇空港ヘリポート間の緊急患者輸送でした。19時7分に添乗医師と医療器具などを積載し、UH-60JAで那覇基地を離陸し、20時30分に宮古島空港に到着しました。

その後、「新生児遷延性高血圧」の新生女児とその父親を乗せ、台風直後の夜間空路を那覇空港へ向かいました。22時28分に那覇空港へ着陸後、直ちに待機していた救急車へ患者を引き継ぎました。

翌日の10月5日(水)に、第15ヘリコプター隊地区において、9,000回達成のセレモニーを行いました。

第15旅団は、1972年以来、沖縄県全域と鹿児島県奄美大島以南の東西約1000キロメートル、南北約500キロの離島での緊急患者空輸任務にあたっています。その間、事故により添乗医師1名、隊員7名が亡くなっています。

■緊急患者空輸9000回達成
期日: 2016/10/04
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