愛知県は2016年10月17日(月)、中部国際空港(セントレア)に整備する予定の大規模展示場について、8月5日に公告を実施した入札の結果を発表、竹中工務店が341億3971万8,000円で落札し、同社が設計・施工を担当することになりました。
この大規模展示場は、2016年2月に愛知県が計画を発表したもので、東京オリンピックが開催される2020年に、東京ビッグサイトが長期間利用できなくなる見通しであるため、その需要の取り込みを図ります。施設規模は約6万平方メートルで、東京ビッグサイト、幕張メッセ、インテックス大阪に次ぐ日本で4番目の国際展示場となる見込みです。
竹中工務店は入札の中で、施設の柱の数を削減することや工期の短縮を提案、これらの提案が評価され、落札に至りました。竹中工務店はこれまでも、セントレア旅客ターミナルビルの施工や、空港島内の大型物流施設「プロロジスパーク セントレア」の設計施工を担当しています。
なお、国際展示場は空港島南東側の駐車場隣接地に2019年完成を見込んでおり、周辺ではボーイング787初号機の「ZA001号機」を屋内展示する商業施設の建設も予定されています。