航空局はイギリスと交渉を進めていた日本/イギリス間の成田空港関連で、2013年夏以降の成田空港の発着枠27万回化の時点で航空自由化(オープンスカイ)に合意したと発表しました。オープンスカイの締結は13ヶ国目で、ヨーロッパでは初めての合意になります。
また、今回の合意では羽田空港の昼間時間帯に長距離路線を発着する枠をイギリスと設定。これまではアジア近距離に限定されていましたが、初めて昼間時間帯に発着できるようになります。この実現の条件には、羽田空港の昼間時間帯に国際線の発着枠が3万回から6万回に増加する段階に実施されます。現在の予定では2014年夏ダイヤで実現する見通しです。
日/イギリス間の航空協定では機材の制限条項は設けられていません。このため、A380型を羽田、成田空港で就航することが可能です。なお、羽田空港についてはA380型のフライト時間の制限が設けられているため、この条件をクリアする必要があります。
関西、中部空港でも日本/イギリス間の二国間の自由化、以遠地点への輸送についても直ちに実現できることで合意しています。
なお、日本/イギリス間は2011/12冬ダイヤで日英の4社、週33便が運航しています。
■日本/イギリス間の運航会社と路線
日本航空:成田/ロンドン線(週7便)
全日空:成田/ロンドン線(週7便※ヴァージンアトランティック航空とコードシェア)
ブリティッシュ・エアウェイズ:成田/ロンドン線(週7便)、羽田/ロンドン線(週5便)
ヴァージンアトランティック航空:成田/ロンドン線(週7便※ANAとコードシェア)