運輸安全委員会は2016年11月24日(木)、栃木県宇都宮市の宇都宮場外離着陸場で2016年3月23日(水)に発生したウルトラライトプレーンの墜落事故について、調査報告書を公表しました。
この事故は、宇都宮場外離着陸場に着陸進入していた超軽量動力機のウルトラライト・エアクラフト式チャレンジャーⅡ-R447L、機体番号「JR1747」が、進入中に木に接触し墜落したものです。同機には、操縦者と同乗者の計2名が搭乗していましたが、死傷者はありませんでした。
報告書は事故の原因について、強い降雨が風防に当たっていたことから視界が妨げられ、高度の目測を誤ったことを要因に挙げています。また報告書では、事故発生時は地上で気象の確認などを含む安全運航の監督を行う運航管理者がおらず、操縦者の判断で単独で飛行を行なっていた状況などを指摘しています。